まだやれるだろ…な選手④ Dennis Smith Jr

こんばんは。皆さんは、自分が一番輝いていたのはいつですか。私は、幼稚園ですね。なぜかモテていたんですよね~。え、今は? …

さて今回は、NBAデビューしてすぐはダイヤモンドのように輝いていたものの、さらなる輝きを放った選手にかき消された少し悲しい選手。デニス・スミス・ジュニアを紹介いたします。

スターの原石からハッスルプレイヤーへ デニス・スミス・ジュニア

デニス・スミス・ジュニアはノースカロライナ州立大学(NC State)で1年間プレーし、2016-2017シーズンに注目のルーキーとして活躍。大学では平均18.1得点、6.2アシストを記録し、優れたアスレティック能力とスピードを示しました。この活躍が評価され、2017年のNBAドラフトで全体9位でダラス・マーベリックスから指名されました。その勢いのまま、サマーリーグではオールサマーリーグ1stチームに選ばれ、シーズン始まってからも活躍し続け、平均15.2点、3.8リバウンド、5.2アシストを記録し、ルーキーオブザイヤー投票でも5位に位置付けるなど、間違いなくチームを背負う選手でした。奴が来るまでは…

次シーズンマブスはルカ・ドンチッチをルーキーとして迎え入れました。ドンチッチとスミスの仲は良かったですが、どちらもボールを欲するプレイヤーであったため、コート内では役割がかぶっていました。そのため、チームはどちらかを選ばなければいけない状態になり、チームはドンチッチを残すことを選択、スミスはニックスへとトレードされてしまいました。

そのことが彼のキャリアを良くない方向に向かわせるきっかけとなり、2019-20シーズンではシュートフォームの改造で、シュートも不調になりスタッツもキャリアワーストをきろくするなど、かつての輝くを失いその後ニックスからトレードで追い出され、ピストンズ、ブレイザーズと1年ごとにチームを転々としていきました。

このまま彼のキャリアは終わっていくように見えましたが、2022-23シーズン、4チーム目にあたるホーネッツで彼のNBAでの別の道が開きます。それはオンボールディフェンダー(ボールを持っている選手に対するディフェンス)として生きる道です。彼はこのシーズン、54試合の出場ながら、スティール総数75、ブロック総数25を記録し、キャリア最高のディフェンススタッツを残しました。その後、ネッツに移籍し、そこでもディフェンス面でチームに貢献しました。つい最近(2025/1/25)レアルマドリードと契約し、活躍の場を他リーグに移しました。

デニス・スミス・ジュニアがまだやれると思っている理由

彼がまだやれる理由は、2つあります。

1つ目が、前文でも話した通り、彼のオンボールディフェンス能力の高さです。スティールやブロックなどの記録に残るスタッツもそうですが、相手エースのシュートをタイトなディフェンスで落とさせる力を持っています。テイタムやワグナーなどのフォワードから、ヤングやハーデンなどのガードまで守れるため、ディフェンスが悪いチームはおすすめです。個人的には、身体能力もそれほど落ちている様子はなかったので、ウォリアーズで活躍しているゲイリー・ペイトン・ジュニアのような使い方が理想かなと思ってます。

2つ目が彼が何度も困難に立ち向かい、努力と少しの運の良さでカムバックしてきていることです。彼は高校時代、前十字靭帯断裂を経験しました。当然重いケガではありましたが、彼はラッキーなことに、全人間のおよそ20%ほどしか持っていないとされるもう一つの靭帯を持っていたのです。そのことから、彼の怪我は通常より早く回復することができ、その後のキャリアにもさほど影響はありませんでした。またNBAに入ってからも、天国から地獄のような経験をしていますが、それでも他の強みを見つけ、一度カムバックしています。このように、彼は何回も困難を努力と少しの運で乗り越えているため、また彼がNBAで活躍するようになってもおかしくないと思います。

終わりに

いかがだったでしょうか。何回もカムバックしてくる選手を見ると自分も負けてられないなと思いますね。自分も少しの挫折は彼のように乗り越えていきたいです。といったところで、今回はこの辺で。それでは💤

コメント

タイトルとURLをコピーしました