こんばんは~。すみませ~ん、誰か地球にもうそろそろ日本は秋ですよって伝えてもらっていいですか。あつすぎるって…
さてさて、今回は、堅実さと知性で長くNBAを支えたガード。ジョージ・ヒルを皆さんにご紹介します。派手さはなくとも、どのチームにいても「信頼される男」だった、渋いキャリアを振り返っていきましょう。
ジョージ・ヒルのキャリア
ジョージ・ヒルは、インディアナ州インディアナポリス出身のポイントガード。大学は小規模校のIUPUI(インディアナ大学–パデュー大学インディアナポリス校)でプレーしており、当初は大きな注目を集めていたわけではありませんでしたが、スコアリングと申し分ないサイズ(約193cm)、ガードとしてのスキルの高さなどで徐々に評価を高め、2008年のNBAドラフトでサンアントニオ・スパーズに全体26位で指名されます。
スパーズではトニー・パーカーのバックアップとしてプレーをスタート。名将ポポビッチのもとで、ディフェンス、IQ、シュート力を武器に確実な成長を遂げました。
2011年には故郷のチーム、インディアナ・ペイサーズにトレードされ、ここでキャリアのピークを迎えます。2013年にはイーストのファイナルまで進出し、ヒバート、ポール・ジョージ、ランス・スティーブンソンらと共に「ヒート三羽烏」と名勝負を繰り広げました。
その後はジャズ、キングス、キャバリアーズ、バックス、サンダー、シクサーズなど多くのチームを渡り歩くジャーニーマン化しながらも、いずれのチームでもプレータイムをもらい、キャリアを通じて「必要とされる堅実なベテランガード」としての地位を築き上げました。
器用で堅実、バランス型ガードの代表格 ジョージ・ヒル
ヒルの最大の持ち味は、その堅実さですかね。キャリアの平均ターンオーバーが1.2と少なく、シーズンで見ても、15年のキャリアで2回を上回ったことが一度もありません。
また、3Pシュートの精度も2018-19シーズンのバックスを除き、キャリアを通して安定しており、2019-20シーズンには、バックスでリーグトップの3P成功率(46.0%)を記録。控えながら、チームの勝利に大きく貢献していました。
どのチームに行っても、プレイタイムに文句を言わず、チームの状況に応じた役割を果たす…まさに「プロフェッショナル・ロールプレイヤー」の模範的存在です。
ジョージ・ヒルのベストゲーム
ジョージ・ヒルのベストゲームとして印象的なのは、2014年2月7日、ペイサーズ時代のブレイザーズ戦です。
この試合、ヒルは不調のポール・ジョージに代わり、スコアラーとして爆発し、キャリアハイとなる37得点を記録。他のスタッツでも、9リバウンド、8アシスト、2スティールとマルチに活躍し、相手エースのリラードに引きを取らない活躍を見せ、チームの勝利に貢献しました。
普段は黒子に徹する彼が、必要とあらばエースのようにチームを引っ張ることもできるという、まさに“玄人好み”の活躍が見られた試合です。
終わりに
ジョージ・ヒルは、NBAのスター街道を歩んだわけではありません。しかし、15シーズンという長いキャリアを通して、どのチームからも重宝される“安心して任せられる男”であり続けました。
試合の主役になることは少なくとも、安心感のある絶対に欠かせない存在。あー、最高ですね。俺もそんな人間になりたい…
2023年のキャリア終了後も、バスケットボールの指導や地域活動に積極的に関わっており、その人格もまた高く評価されるべき一面です。
それでは、今回はこのあたりで。次回もまた、読みに来てくれたらうれしいです。それでは💤
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