ジョーダン・ウォーラ 未来の名ロールプレイヤーを探せ!①

今回は、「万能スウィングマン候補」——ジョーダン・ウォーラ(Jordan Nwora)をご紹介します!

ジョーダン・ウォーラのこれまでのキャリア

ジョーダン・ウォーラは、身長203cm、体重102kg。ナイジェリア系アメリカ人で、ルイビル大学出身のスモールフォワード/シューティングガードです。
2020年のNBAドラフトで全体45位指名を受け、ミルウォーキー・バックスでキャリアをスタート。

ルーキーシーズンはヤニス・アデトクンボら主力の控えとして、わずかな出場時間ながらも高い得点力を時折アピール。ルーキーシーズンのシーズン最終戦でキャリアハイの34得点を見せるなど、着実に成長しましたが、出場機会は限定的。2022-2023シーズンの途中でペイサーズにトレードされ、その後は出場とベンチ入りを繰り返す日々が続きました。

今季(2024-25シーズン)は、NBAから離れ、トルコリーグのチームであるアナドル・エフェスに所属しています。しかし、今のところのスタッツは、平均15得点を、FG%5割越え、3P%も4割後半、FT%も8割越えの高効率で決めており、彼のシュート効率の良さが出ています。また、これまでのNBAキャリアを見ても、スリーポイントシュートの成功率や得点効率は、すでにNBA平均を超えているため、近いうちにカムバックしてもおかしくないでしょう。

高精度のシュートとサイズを併せ持つ「次世代3&D」

ウォーラの魅力は、まずそのジャンプシュートの安定感です。キャリア通算で3P成功率は約37.6%、フリースローも80%超。シュートのフォームが美しく、動きながらのキャッチ&シュート、ピック後のスポットアップ、トランジションでのプルアップまで幅広く対応できます。

また、彼の身長とウィングスパンを活かしたオンボールディフェンスも光る部分。まだポジショニングやチームディフェンス面では課題もありますが、体格と機動力を考えると、まだまだあきらめるような選手ではありません。

現状ではディフェンスやプレーメイク力が壁になっていますが、ロールプレイヤーとして割り切った使い方をすれば、ベンチから一気に流れを変えるタイプの「火力系ウイング」として重宝されるようになるのではないでしょうか。

ジョーダン・ウォーラのベストゲーム

2022-23シーズン、5月25日 vs. アトランタ・ホークス戦。この試合では、6thマンとして、出場33分で33得点・6リバウンド・1アシスト・1ブロックをFG%7割越え、3P%5割越え、FT%100%の効率で記録し、ベンチからの起爆剤としてのポテンシャルを発揮しました。

終わりに

いかがでしたか?
第1弾のルカ・ガルザに続き、第2弾もなかなかの“隠れ逸材”だったのではないでしょうか。

個人的には、ルーク・ケナードジョー・ハリス的な「当たれば強烈なシューター枠」として、サンズやナゲッツのような優勝狙いのチームがベンチスコアラーとして狙ってもおかしくない存在だと思っています。次回の第3弾もお楽しみに。それではまた!💤

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