ジョーダン・クラークソン 最高のロールプレイヤー 52

こんばんは~。
今回は、“止められないベンチスコアラー”としてリーグ屈指の存在感を放つロールプレイヤー、ジョーダン・クラークソンを取り上げます。

これまでのキャリア

ジョーダン・クラークソンは1992年6月7日、アメリカ・フロリダ州タンパ生まれ。
身長6フィート3インチ(約190cm)、体重194ポンド(約87kg)のスコアリングガードです。

大学時代はタルサ大学からミズーリ大学へ転校し、最終学年で平均17.5得点を記録。
2014年のNBAドラフトではワシントン・ウィザーズに2巡目46位で指名されましたが、すぐにロサンゼルス・レイカーズへトレードされます。
ドラフト下位からのスタートながら、その得点感覚はすぐに評価され、ルーキーイヤーにはオールルーキーファーストチームに選出。

その後、キャバリアーズ、ユタ・ジャズと渡り歩き、2021年には「シックスマン・オブ・ザ・イヤー」を受賞。
2025年オフにはニューヨーク・ニックスとの契約が報じられ、新たな挑戦をスタートさせています。
キャリア通算では平均15得点以上を複数シーズンでマーク。スコアラーとして安定感のある数字を残し続けている職人肌のガードです。

自ら状況を切り開くアイソレーション型スコアリング ジョーダン・クラークソン

クラークソンの強みは、味方のアシストを待たずとも自分で得点を作り出せることです。
彼はボールを持った瞬間に状況を読み、守備の揺らぎを感じ取ると、1対1で一気に仕掛けていくタイプのスコアラーです。

特に2022-23シーズンのクラークソンはアイソレーションからも安定して得点を生み出しており、リーグ平均を上回る効率を記録していた。

また、ミドルレンジの決定力も彼の武器。
スピードや高さではなく、テンポの変化とステップワークでズレを作り、難しい位置からでもショットを沈めます。

そして、このスタイルを支えるのが強靭なメンタリティ
出場時間が限られても焦らず、リズムを掴むまで攻め続ける。ミスを恐れず、次のプレーで修正する。
チームが停滞している時、彼が登場することで一気に流れが変わる。そんなベンチからの“火をつける存在”であることが、クラークソン最大の強みです。

ジョーダン・クラークソンのベストゲーム

彼のキャリアで最も象徴的な試合といえば、ジャズに所属していた2022年3月12日のサクラメント・キングス戦
この試合でクラークソンはベンチ出場ながら、35分でキャリアハイの45得点を叩き出しました。

フィールドゴールは21本中15本成功(成功率71.4%)、3ポイントも7本沈める完璧な内容。
しかも、この日彼が放ったシュートの多くは、守備の手が届く位置、つまり“タフショット”。
それでも彼は一度も怯まず、自らリズムを作り続けました。

終わりに

ジョーダン・クラークソンは、NBAにおける“究極のロールプレイヤー”の一人です。
彼はスターではないかもしれません。けれど、試合の流れが停滞した時、チームに火をつける存在。
誰も得点を取れない時間帯に、自分の力だけで点を生み出せる。その価値は何よりも大きいです。

2025年、舞台をニューヨークへ移した彼が、マディソン・スクエア・ガーデンでどんな“爆発”を見せてくれるのか。
チームの勝敗を左右する“第六の男”として、再びリーグを沸かせてくれる日を楽しみにしています。

それでは、今回はこの辺で。それではまた~💤

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