ダニーロ・ガリナリ まだやれるだろ…な選手⑥

こんばんは。今回は、私が忘れていたシリーズ。(笑)まだNBAでやれると思う選手第6弾。イタリアの出身のスコアリングフォワード、ダニーロ・ガリナリを皆さんに紹介します。

イタリアのスコアリングフォワード ダニーロ・ガリナリ

ダニーロ・ガリナリは、2008年のNBAドラフトで全体6位指名を受けてニューヨーク・ニックスに入団し、キャリアをスタートさせました。ルーキーイヤーは怪我により出場機会が限られましたが、2009-10シーズンには平均15.1得点、3P成功率38.1%と頭角を現しました。特に長距離からのシュート力と高いバスケットIQが評価され、将来を嘱望される選手となります。

2011年、カーメロ・アンソニーの大型トレードの一環でデンバー・ナゲッツに移籍。2012-13シーズンには自己最高の平均16.2得点を記録し、ナゲッツのプレーオフ進出に貢献しました。彼のオールラウンドな得点力とサイズ(身長208cm)は、ストレッチフォワードとして非常に有効であり、3P成功率も37.3%を記録しました。ただしその後のACL断裂により、2013-14シーズンは全休を余儀なくされました。

2017年にはロサンゼルス・クリッパーズへ移籍し、怪我に悩まされつつも2018-19シーズンには平均19.8得点、6.1リバウンド、3P成功率43.3%とキャリアハイのパフォーマンスを見せました。安定した得点力とフリースロー成功率90%以上の精度で、クラッチタイムでも信頼される存在でした。

その後、2019年にクリス・ポールとのトレードでオクラホマシティ・サンダーへ移籍。2020年のバブルシーズンでは、若手中心のチームにおいてベテランリーダーとしてチームを牽引し、平均18.7得点、3P成功率40.5%と安定した成績を残しました。

2020年オフにはアトランタ・ホークスと契約。2020-21シーズンにはベンチからの起用が中心ながら、1試合で10本の3Pを決めるなどインパクトある活躍を見せ、ホークスのカンファレンス・ファイナル進出に貢献しました。

キャリア終盤には怪我の影響もあり、2022-23シーズンを前十字靱帯断裂により全休。2023年にはワシントン・ウィザーズ、デトロイト・ピストンズ、ミルウォーキー・バックスの3チームに移籍しましたが、プレータイムは限られました。

ガリナリは、キャリアを通じて平均14.9得点、4.7リバウンド、3P成功率38.1%、フリースロー成功率87.6%という安定したスタッツを記録。シューティング力に優れたフォワードとして、NBAで15年以上にわたり存在感を示し続けた稀有なイタリア人選手です。今シーズン(2024-25)は、プエルトリコでプロ選手として活躍しています。

ダニーロ・ガリナリがまだやれる理由

彼がまだNBAでやれる理由は、プエルトリコでいまだに安定した活躍を残していることや、選手としての使い勝手の良さです。現在彼はプエルトリコで19.9得点をシュート成功率50.7%,3P成功率40.2%,フリースロー成功率83.3%という素晴らしい効率で残しており、いまだに得点効率面でもよい選手であることが分かります。NBAじゃないからだろ!!っていう主張もわかりますが、ハイライトなどを見ると、他の選手より余裕をもってプレーしていることがわかるでしょう。

また、プレースタイル的にも、スペーシングが悪くなるようなことはなく、ハック戦術(わざとフリースローが下手な選手にファールしてフリースローを打たせること)の対象になることもなく、208センチ107キロというボディーフレーム的にも、ディフェンス面で弱点になることはまずないでしょう。ベンチに置いておいて、ファールゲームになった時に使うなどのサーシャ・ブヤチッチ的な使い方もできるでしょう。個人的に今シーズンのチームでいうなら、ロケッツやマジックなどの外をあまり得意としていないチームに10~14人目のロスターとして入れることはありだと思っています。参考動画として、今シーズンのプエルトリコでの彼のハイライトを3つほど載せておきます。

終わりに

いかがだったでしょうか。引退を示唆している彼ですが、個人的にはまだNBAでやってほしいなと思っている選手です。また、同じBSNリーグに所属しているジャベールマギーの記事も後日投稿しようと思いますので、お時間のある人はまた見に来てください。それでは💤

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