こんばんは。最近暑いですね~。もう一生エアコンの下でだらだらと過ごしていたい…
気持ちを切り替えて… 今回紹介する選手は、ボリス・ディアウ。いやー、我ながらチョイスが渋くていい!最近見始めた人にも知ってほしいめちゃくちゃいいロールプレイヤーです。
ボリス・ディアウのキャリア
ボリス・ディアウは、フランス出身のフォワード。父はセネガル出身の元スポーツ選手、母は元フランス代表のバスケットボール選手という、まさにスポーツ一家に生まれました。
ヨーロッパのクラブで頭角を現したのち、2003年のNBAドラフトで全体21位でアトランタ・ホークスに指名されてNBA入り。当初は、身体能力に優れる守備的ウイングとしての評価が主でした。
しかし、その後2005年にフィニックス・サンズに移籍し、一気に才能が開花。スティーブ・ナッシュと共に“セブンセカンズオアレス”時代の要として活躍。2005-06シーズンには、前年の4.8得点、2.6リバウンド、2.3アシストから大きく飛躍し、13.3得点、6.9リバウンド、6.2アシストを記録し、見事Most Improved Player(MIP)を受賞しました。ちなみに、“セブンセカンズオアレス”とは、7秒以内という短い時間で、オフェンスを簡潔させディフェンスを翻弄するスピード感を重視した戦略のことです。
その後、ボブキャッツ(現ホーネッツ)などを経て、2012年にサンアントニオ・スパーズへ加入。ここで再び彼の評価は大きく上昇。2014年には、スパーズの優勝メンバーとして大きく貢献し、パスとインテリジェンスでゲームを支配する技巧派フォワードとして、真の再評価を受けました。
ユニークな万能型 ボリス・ディアウ
ディアウの最大の魅力は、やはりその万能性。ポジションはフォワードですが、時にはポイントフォワードとしてボール運びやプレイメイクを任されたり、チームがサイズ不足になるとセンターも担うなど、多才な役割をこなしました。
特にスパーズ時代は、“オフェンスを回す潤滑油”的な存在として、チームのシステムオフェンスに完璧にフィット。ティム・ダンカン、トニー・パーカー、マヌ・ジノビリ、カワイ・レナードらとのコンビネーションは非常にふつくしかった。
また、ディアウは意外とポストプレーも上手く、シュート力もあり、ディフェンスでも体を張れる選手。サイズに加え、バスケットボールへの深い理解が、彼をただの「器用貧乏」で終わらせなかった大きな理由です。
ちなみに、体型の変化(増量)でも度々話題に。ですがそれすら愛嬌に見えるのが、ディアウという選手の魅力だったのかもしれません(笑)。
ボリス・ディアウのベストゲーム
個人的にベストゲームとして思い出すのは、2014年のNBAカンファレンスファイナル 第6戦(vs オクラホマシティー・サンダー)ですね。
この試合彼はベンチ出場ながらチーム最多の26得点を記録。見事チームのファイナル進出の立役者となりました。(てか今見ても、スパーズのチームバスケは歴代最高に美しいな…)
終わりに
ボリス・ディアウは、スーパースターではなかったかもしれませんが、“優勝チームに絶対必要な存在”でした。かりに今バリバリの現役だったとしても、彼は優秀なロールプレイヤーとして、活躍していたことでしょう。
といったところで、今回はこの辺で。それでは、また次回の記事で💤
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