こんばんは。今回紹介する選手は、マシュー・デラベドバ。最近NBAを見始めた方だと「誰?」と思うかもしれませんが、彼の存在は決して軽視できません。特に、クリーブランド・キャバリアーズに所属した2013~2016年の活躍は、チームの成功を語るうえで欠かせないものとなっています。
マシュー・デラベドバのキャリア
マシュー・デラベドバは、オーストラリア出身のポイントガード。2013年にキャバリアーズから契約を結び、NBA入り。大学バスケではその守備力と全力プレイが注目されていましたが、プロ入り当初は控え選手としてスタート。
しかし、2015年にレブロン・ジェームズが復帰したキャバリアーズで、デラべドバは急成長。特に守備面での能力が開花し、相手のエースガードを徹底的に守り抜くそのスタイルが、キャブスにとって大きな武器となります。
2016年のNBAファイナルでは、ファイナルこそプレータイムはさほどもらえませんでしたが、シーズンでは平均25分近く出場。アービングの控えガードとしてチームに貢献し続け、陰ながら優勝に貢献しました。
2016年の優勝後、デラベドバはキャバリアーズを離れ、2016年夏にミルウォーキー・バックスと契約を結びました。バックスでは、再び控えガードとしての役割を果たし、チームの守備の要として活躍しました。しかし、怪我に悩まされることが多く、出場時間が不安定になることもありました。それでも、彼のディフェンス力とハードワークは依然として高く評価されていました。
その後、2018年には再びキャバリアーズに復帰。母国オーストラリア代表としても活躍し、特にFIBAワールドカップやオリンピックなどの国際舞台でチームを牽引しました。代表チームでの貢献もあり、オーストラリア代表のディフェンスリーダーとして欠かせない存在となりました。
キャリアの後半では、出場機会が限られたものの、選手としての経験とリーダーシップは若手選手にとって大きな学びの場となり、バスケットボールのプレースタイルや戦術理解をチームにもたらしました。
デラベドバのような選手は、チームのピースとして、あまり目立たなくても重要な役割を果たすことで、10年近くNBAで活躍できることを証明しました。
ディフェンスのスペシャリスト マシュー・デラべドバ
デラベドバの最大の魅力は、間違いなくそのディフェンス力。オールスターに選ばれたことはありませんが、守備の重要性を理解しており、いつでも全力で相手を封じ込める姿勢が特徴です。
彼の守備は、ただ単に相手のシュートを止めるだけでなく、相手選手にプレッシャーを与え続け、チーム全体のディフェンスを引き締める役割も担っています。特に、2015年のNBAファイナルでは、ステフィン・カリーを相手に非常に厳しいディフェンスを展開し、カリーのシュート精度を大きく低下させたことで注目を集めました。
マシュー・デラべドバのベストゲーム
彼のベストゲームは、2015年のファイナル第3戦ですかね。彼はこの試合、けがのアービングの代わりにスタメンを務め、20得点、5リバウンド、4アシストを記録。スタッツ面でも、インパクトを残しましたが、クラッチでも素晴らしいプレーを連発。特に、残り54秒らへんのボールへのダイブが彼らしくてとても良いですよね。この試合のMVPは40点を記録したレブロンではなく、勝ちへの執念をだれよりも見せた彼でしょう。
終わりに
マシュー・デラベドバは、NBAのオールスターにはなれなかったかもしれません。しかし、勝利を支えるために全力を尽くすプレイヤーとして、彼の名前は多くのファン、特にキャバリアーズファンの記憶に残り続けるでしょう。
彼のような選手こそ、チームにとっての「真の英雄」であり、どんな状況でも自分の役割を全うし続けることが、チームにとってどれだけ重要かを教えてくれます。
それでは、また次回の記事で💤
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