こんばんは。私はケイドの活躍を喜びつつも、ケイドのいない時間のキツさを感じて、正当なバックアップポイントガードを欲しくなっている今日この頃ですが、皆さんの推しチームはいかがでしょうか。今回はそんな、キャリアの前半はチームの司令塔として、そしてキャリアの後半は頼りになる理想のバックアップポイントガードとして活躍したカーク・ハインリックを皆さんに紹介いたします。
カーク・ハインリックのキャリア
カーク・ハインリック(Kirk Hinrich)は、1981年1月16日にアメリカ・アイオワ州で生まれ、大学ではカンザス大学でプレーし、強力なディフェンスとバスケットボール IQ の高さで注目を集めました。特にカンザス大学時代の2002-03のNCAAトーナメントではアリゾナ州立大学戦で24得点、アリゾナ戦で28得点と優れたパフォーマンスを披露し、その年のNBAドラフトでシカゴ・ブルズから全体7位で指名を受けてプロ入りします。
ハインリックは1年目からチームの司令塔として活躍し、オールルーキー1stチームに選出され、翌年には新加入のベン・ゴードン、ルーキーのルオル・デンと共にプレイオフに進出し、ファーストラウンドで敗れたものの、チームの中心として活躍しました。その後も、05-06,06-07シーズンと3年連続でプレイオフに進出したものの、その翌年は不調でプレイオフに進出することはできませんでした。しかし、翌年チームは大きな転機を迎えます。
チームはその年のドラフト抽選で見事1位の権利を獲得し、のちにチームのレジェンドとなるデリック・ローズをチームに向かい入れました。その影響もあり08-09シーズン、ハインリックはローズのバックアップポイントガードとなりましたが、そこで腐ることなく、役割を受け入れ適応し、6thマン賞に名前が上がるほどの活躍をしました。
一時はトレードに巻き込まれウィザーズに移籍、その後ホークスに移籍しましたが、12-13シーズンにブルズに復帰、ローズがケガをしている間はスタメンを務め、復帰後は再びバックアップポイントガードとしての役割を全うしました。
頼れるローズの兄貴分 カーク・ハインリック
彼のプレー面での長所は、長距離砲とディフェンス力です。NBAではPGとして使われることが多かったですが、大学時代はSGとしてプレーしていたため、コンボガードとして活躍することもでき、3ptの確率もキャリア通して.375と高確率で決めていました。そのため、ローズとコートを共有することもできました。また、ディフェンス力も高く、06-07シーズンではオールディフェンシブチームに選ばれるほどでした。
プレー面での彼のもたらすメリットも多大なものでしたが、彼の良さは何といっても、そのリーダーシップです。チームをまとめ上げる力に長けており、「キャプテン・カーク」というあだ名がつくほどでした。コート外のことはあまり知りませんが、彼の価値はスタッツ以上であったことは言うまでもないでしょう。
彼のベストゲームは、ローズが来る前のシーズンにあたる07-08シーズンの1月23日のペイサーズ戦です。彼は、スタメンで41分出場し、38得点、10アシスト、7リバウンド、2スティールとダブルダブルの大活躍し、勝利に貢献。得意のスリーポイントも5本中4本と好調でした。
“Kirk Hinrich | 38 pts,7 rebs,10 asts,2 stls | January 23,2008 | vs IND”と調べるとYouTubeでハイライトが見れるのでぜひ。
終わりに
いかがでしょうか。エースガードが休んでいる中、頼れるバックアップポイントガードがチームにいると本当に助かりますよね。ピストンズもいいバックアップポイントガードがほしいなぁ~。といったところで、今回はこの辺で。それでは💤
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