こんばんは。今回は、ボストン・セルティックスの正統派センター。ポルトガル出身のニーミアス・クエタを皆さんに紹介します。
ニーミアス・クエタのこれまでのキャリア
ニーミアス・クエタは、身長213cm、体重111kgのビッグマン。ポルトガル出身で、ユタ州立大学から2021年のNBAドラフトにエントリーし、2巡目39位でサクラメント・キングスに指名されました。ポルトガル人としては史上初のドラフト指名されたNBAプレーヤーという快挙でも注目を集めました。
ルーキーイヤーは主にGリーグでのプレーが中心となり、NBAでは限られた出場にとどまりましたが、そのサイズとリムプロテクション能力には評価が集まりました。2023年にはボストン・セルティックスとツーウェイ契約を結び、2023-24シーズンに徐々にプレータイムをもらえるようになっていきます。
そして2024-25シーズン、セルティックスのビッグマンローテーションにおいて重要なバックアップの一角として本契約を勝ち取り、62試合に出場するなど着実に存在感を高めています。来シーズンは、選手層が薄くなったインサイドの選手として、さらなる飛躍を求められるでしょう。
名門の大黒柱へ ニーミアス・クエタ
クエタの最大の持ち味は、サイズを活かしたリムプロテクションとリバウンド力。ゴール下での壁として、相手のペイントアタックを制限する力を持ち、インサイドの守備の要としての資質が光ります。特にディフェンシブ・ポジショニングとショットブロックのタイミングは年々向上中。
また、オフェンス面ではシンプルながら確実性のあるフィニッシュと、適切なスクリーンワークが武器。セルティックスの中でピック&ロールのスクリーナー兼フィニッシャーとして信頼を勝ち取ってきました。フリースローも下手ではなく、キャリアで7割を超えている点もいいですね。
さらに、短い出場時間でも高いエネルギーを発揮できる点も魅力。ポストシーズンでは試合の流れを変える「一瞬のインパクト」を与えられる選手として、ワンポイント選手としてもコーチ陣から重宝されるタイプといえるでしょう。
ニーミアス・クエタのベストゲーム
そんな彼のベストゲームは、2024年10月25日のクリッパーズ戦です。
この試合でクエタは、25分間プレーし、12得点・9リバウンド・3アシスト・4ブロック・2スティールを記録。
プラスマイナス値でも、チーム2位の+29を記録して、チームの勝利に大きく貢献しました。
終わりに
いかがでしたか?
第1弾のルカ・ガルザ、第2弾のジョーダン・ウォーラ、第3弾のジョシュ・マイノット、第4弾のライアン・ロリンズに続く第5弾は、“堅実かつ知的なインサイド職人”の登場でした。
個人的には、ニーミアス・クエタはこのままセルティックスのような堅守速攻型チームで、ローテーションの縁の下の力持ちとして活躍を続けると予想しています。プレータイムが多くなくても、試合の重要な局面で確実に仕事をこなせる「守備特化型ロールプレイヤー」として、プレーオフでの存在感がさらに増していくはずです。
上手くいけば近い将来、ルディ・ゴベアやミッチェル・ロビンソンのようなリムプロ選手として、活躍するのではないかと思っています。皆さんは彼についてどう思いますか。
といったところで今回はこの辺で。それでは💤
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