こんばんは。今回は「開花してほしかった選手シリーズ」。圧倒的なエネルギーとリバウンド力で注目を集めたフィジカル・フォワード、ケネス・フェリードを紹介します。
ケネス・フェリードのキャリア
ケネス・フェリードは高校時代から「リバウンドマシン」として注目され、モアヘッド・ステート大学では平均14.8得点、12.3リバウンドというダブルダブルを連発。2011年のNBAドラフトでデンバー・ナゲッツに全体22位で指名され、ルーキーイヤーから「Manimal(マニマル)」の愛称で呼ばれました。
NBA入り直後は、ゴール下での支配力、飛び込みダンク、スクリーンアウトからのリバウンド奪取など、文字通りエネルギー全開のプレーでチームに貢献。平均10.2得点、7.7リバウンドという数字は、控えめに言っても十分に印象的でした。
その後数年間は着実にインサイドプレーヤーとして活躍。ルーキーイヤーから5年連続で平均2桁得点を記録。リバウンドも8~9を記録し、主力として活躍しているように見えました。
しかし、NBAの戦術は徐々に変化。フォワードやセンターに求められるスキルは「外から打てるシュート」「守備範囲の広さ」「スイッチ対応力」など多岐にわたり、フェリードのような“ゴール下特化型”選手はやや戦術的に使いづらい存在に。体格的にも平均より小さいため、現代NBAでのフィットに苦戦することになりました。
マニアルとしてだけでは生きていけない世界 ケネス・フェリード
フェリードの魅力は、まさにフィジカルとリバウンドの支配力。目の前に落ちるボールに一直線、スクリーンアウトで敵を弾き飛ばし、ゴール下で飛び込んで決める――そんな単純明快な武器が誰もがわかる強さでした。
ただ、NBA全体の潮流は逆方向へ。3Pシュートやスイッチ守備が重視される現代では、彼のようなあまり外が打てず、インサイドだけが主戦場なプレーヤーは使いづらいとされがちに。どんなにエネルギーを出しても、戦術的にうまくフィットしないことが開花を阻んでしまったのです。
ケネス・フェリードのベストゲーム
彼の代表的な試合は、デンバー・ナゲッツ時代の2014年4月2日のペリカンズ戦ですね。
この試合彼は、26分出場し、34得点・13リバウンド・2アシスト・3ブロックを記録。
まさにモンスターのようでした。今見るとちょっとザイオンっぽいですね(笑)
終わりに
いかがだったでしょうか。
個人的にはあの野性味あふれるプレーはフィジカルスポーツらしくてもう少し見たかったなと思っています。やはりバスケットボールはフィジカルなスポーツであってほしいですよね。…
最近のNBAへの皮肉ではないですよ(笑)。
といったところで今回はこの辺で。それでは💤

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