こんばんは~。
今回は、“サイズは小さくともハートはでかい”、マーベリックス黄金期を支えた小さな司令塔J.J.バレアを取り上げます。
J.J.バレアのキャリア
J.J.バレアは1984年6月26日、プエルトリコ・マヤグエス生まれ。
身長5フィート10インチ(約178cm)、体重約180ポンド(約81kg)のポイントガードです。
Northeastern大学でキャリアを積み、2006年のNBAドラフトでは指名外。
しかし同年にダラス・マーベリックスと契約を結び、努力と知性でNBAの壁を突破しました。
NBAではマーベリックスを中心に、ミネソタ・ティンバーウルブズなどを経て計14シーズンプレー。
通算キャリア平均は8.9得点・3.9アシスト・2.1リバウンド。
そして彼の名を最も輝かせたのは、2011年――ダラス・マーベリックスがレブロン率いるヒートを破り優勝を果たしたあの年。
チャンピオンリングを手にした“最小の英雄”として、今もファンの記憶に残っています。
ハートで戦い抜いた男 J.J.バレア
バレアの真骨頂は、サイズではなくスキルと判断力で勝負する知的なプレースタイルにあります。
彼はスピードとハンドリングに優れ、ビッグマンとのピック&ロールを完璧に操ることができました。
ディフェンスを切り裂くようなドライブ、そして瞬時の判断から生まれるパス。
そのリズムがチーム全体のテンポを作り出していました。
また、コートに立つだけでチームの“気”が変わる選手でもありました。
スターが疲弊している時、勢いを失いかけた時にバレアが登場し、リズムを取り戻す。
決して派手ではないけれど、流れを操る司令塔という役割を完璧にこなしていたのです。
そして何より、彼のハートの強さ。
身長差があっても、遠慮なく相手に立ち向かい、倒れてもすぐに立ち上がる。
その姿勢がチームメイトを鼓舞し、ダラスの勝利文化を支えていました。
J.J.バレアのベストゲーム
バレアのキャリアを語る上で外せないのが、2011年NBAファイナル第5戦。
このシリーズで彼はスターターに抜擢され、ヒートの守備を翻弄。
マークマンのチャルマーズをきりきり舞いにし、気持ちのこもった3ポイントを4本も沈め、計17得点・2リバウンド・5アシストで、チームに勝利の流れを引き寄せました。
終わりに
J.J.バレアは、NBAの中で“最も愛されるロールプレイヤー”のひとりだと思っています。当時の低身長な学生に希望を見せていたのではないでしょうか。
有名なスター選手であるアレン・アイバーソンと同じく“ハートで勝つ”――彼のキャリアはそれを体現していました。かっこいい選手でしたね…
といったところで、今回はこの辺で。それではまた~💤

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