こんばんは。皆さんは正統派ガードのことはどう思いますか。人によっては、見ていてもつまらないという理由で好かない人もいるでしょう。私は、かなり好みですね。スコアリングガードよりこっち派です。前にも話したかもしれませんが、スコアリングガードの控えとして出る正統派ガードがとんでもなく好きです。(ローズの控えのハインリック、リラードの控えのスティーブ・ブレイク、モラントの控えのピッペンジュニアみたいな)
今回は、そんな正統派ガードの代表的な選手。グリズリーズ時代には、モラントの控えをしていたタイアス・ジョーンズを紹介いたします。
タイアス・ジョーンズのこれまでのキャリア
タイアス・ジョーンズは、名門デューク大学で1年プレーした後、ジャリル・オカフォーとジャスティス・ウィンズローと共に優勝を引っ提げて、2015年ドラフトにエントリー。全体24位でキャブスに指名された後、トレードによりティンバーウルブスに交渉権が移り、彼のNBAキャリアはウルブスでスタートとなりました。
ルーキーシーズンは、37試合の出場。平均15.5分のプレータイムをもらい、4.2得点、1.3リバウンド、2.9アシストを記録。2月22日のボストン戦から、NBAに完全に定着しプレータイムをもらいました。
その後も、正統派ポイントガードとして、ベンチから活躍し、2016-17シーズンは60試合平均12.9分、2017-18シーズンは全試合平均17.9分、2018-19シーズンは68試合平均22.9分と順調に出場機会を増やしていき、19歳という若い年齢でのNBA入りながら、ベテランのような活躍をウルブスでし続けました。
2019-20シーズンからはグリズリーズと契約し、初年度からルーキーのモラントの控えガードとして活躍。65試合に平均19.0分のプレータイムをもらい、7.4得点、1.6リバウンド、4.4アシストを記録しました。また特筆すべきところが、ポジションがガードかつ60試合以上で平均15分以上出場した選手の中で、AST/TO(どれだけ効率よくアシストできているかの指標)が5.18でNBA全体で1位と優秀なガードであることを示しました。
翌シーズン(2020-21)も70試合に出場し、平均17.5分、6.3得点、2.0リバウンド、3.7アシストとぱっと見地味なスタッツですが、昨シーズンに引き続き、AST/TOが5.40と2位のクリス・ポール(3.99)にさえ大差をつけた記録を残しました。
2021-22,22-23シーズンも引き続き、目には見えない活躍をモラントの陰に隠れて見せ、21-22は6マン候補第11位、22-23は6マン候補第6位と順調に評価をあげていきました。
2023年6月22日にマーカス・スマート、クリスタプス・ポルジンギスらが絡む大型トレードでワシントン・ウィザーズへ移籍。2023-24シーズンはウィザーズにて、出場した66試合すべてでスタメンを務め、29.3分、12.0得点、2.7リバウンド、7.3アシストを記録し、キャリアハイのシーズンを過ごした。AST/TOも7.35ととんでもない記録をひそかに残した。
現在(2024-25)は正ポイントガードを欲していたサンズと契約し、安定した活躍をいまだに見せています。
お手本のようなポイントガード タイアス・ジョーンズ
彼の長所は、安定感だと私は思います。というのも上で書いたように、AST/TOはNBAで1位を何度もとっていますし、キャリア通算(2025/02/20現在)13820分で、ターンオーバーは540。これはガードとしては驚異的な安定感で、約25分に1回だけととんでもないです。
タイアス・ジョーンズのベストゲーム
そんな安定感が売りの彼ですがベストゲームは、2022-23シーズンの12月5日、ヒート戦です。彼はこの試合ケガのモラントに代わり、スタメンで36分出場し、28得点、5リバウンド、10アシストとスター級の活躍をし、勝利に貢献。ターンオーバーも1と効率面でも彼ららしさを残した試合でした。
終わりに
いかがだったでしょうか。うちのケイドはターンオーバーをよくするので、彼のような安心感のあるガードにもなってほしいです。といったところで、今回はこの辺で。それでは💤
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