こんばんは。今回は現役ではない選手から一つまみ。ポイントフォワード、エバン・ターナーを紹介いたします。
エバン・ターナーのキャリア
エバン・ターナーはオハイオ州立大学の3年次に平均20.4得点、9.2リバウンド、6.0アシストを記録。Wooden Award, Naismith Awardなど数々の賞を受賞し、2010年ドラフトにエントリーしました。彼は、大学3年間の功績が評価され、全体2位で76ersに指名されNBAキャリアがスタートしました。
ルーキーシーズン(2010-11)チームメイトにルー・ウィリアムズ、ジョディ・ミークス、アンドレ・イグダーラがいた影響でスタメンでの出場は少なかったものの、78試合に出場、平均23.0分プレータイムをもらい、7.2得点、3.9リバウンド、2.0アシストを記録しました。
2011-12シーズン、全65試合(ロックアウトの影響で試合数が少ないシーズン)に出場、20試合でスタメンを務め、9.4得点、5.8リバウンド、2.8アシストを記録し前年のより成長は見せたものの、2位指名としては物足りない結果となりました。76ersでの2012-13シーズン(13.3得点、6.3リバウンド、4.3アシスト)、2013-14シーズン(17.4得点、6.0リバウンド、3.7アシスト)と着実に成長しているように見えましたが、76ersが再建(Trust the process)に踏み切ったため、13-14シーズン中にペイサーズにトレードされました。ペイサーズでは、ランス・スティーブンソンと役割やプレースタイルが類似していることもあり、76ersほどの役割をふってもらうことができず、34.9分から21.1分とプレータイムも減少してしまいました。
過去取り上げた2013-14ペイサーズの記事はこちら >> 好きだった過去のNBAチーム② 2013-14 Pacers
2014-15,15-16シーズンはセルティックスと契約。2年間で、163試合で平均27.8分のプレータイムをもらい、10.0得点、5.0リバウンド、5.0アシストとめさくそ見栄えがいい万能プレイヤーぶりをみせた結果を残しました。また、15-16シーズンは6thマン候補5位という結果を残しています。
2017-19年の3シーズンは、トレイルブレイザーズと契約しベテランとして、217試合で平均24.4分出場、8.0得点、3.8リバウンド、3.0アシストを記録し、2018-19シーズンはユーティリティプレイヤーとしてカンファレンスファイナル出場に貢献しました。その後、2019-20シーズンはホークスと契約してましたが、19試合のみの出場となりました。
2020年には、現役から退き、ボストン・セルティックスのアシスタントコーチとして別の形でNBAで1年間活躍しました。
ポイントフォワード、パワーガード エバン・ターナー
彼の長所は1番(ポイントガード)~3番(スモールフォワード)まで幅広くポジションをこなせることです。正ポジションはスモールフォワードですが、キャリアを通して1試合平均3.5アシストを残しており、これを超えるアベレージを出している選手はポジションレスが進んだ2024-25シーズンで見ても6人(レブロン、スコティ・バーンズ、テイタム、デローザン、マイルズ・ブリッジス、アブディア)しかいません。また、ただラストパスを出して得たアシストではなく、ちゃんとゲームメイクしたうえでのアシストで数を増やしているため、ガードとしての能力の高さもうかがえました。みてもらった方がはやいと思いますので、ぜひ下の動画をご覧ください。
エバン・ターナーのベストゲーム
そんな万能さが売りのエバン・ターナーですが、彼のベストゲームは76ersに所属していた2013-14シーズンの1月22日のニックス戦です。この試合彼はスタメンで40分近く出場し、34得点、11リバウンド、2アシストを記録。3ポイントを3本、フリースローを5本全て沈め、”Trust the process”中で暗黒期だった76ersで久々の勝利に貢献しました。(活躍しすぎたからトレードされたのかもしれませんね笑)彼のみのハイライトがなかったので、ゲームハイライトを載せておきます。
終わりに
いかがだったでしょうか。正直のところ彼は使い方を工夫することができればもっと活躍できたと思うので、他のシリーズの開花してほしかった選手でもありますね。皆さんは、使い方を変えれば、活躍できたできると思う選手はいますか。ぜひ教えてください。といったところで、今回はこの辺で。それでは💤
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