こんばんは。さて今回は、昔ながらの正統派センター。ヤコブ・パートルを皆さんに紹介します。
ヤコブ・パートルのこれまでのキャリア
ヤコブ・パートルは、2016年のドラフトで全体9位でラプターズに指名され、オーストリア人として初めてのNBA選手となりました。
ルーキーシーズン(2016-17)彼は54試合に出場。11.6分のプレータイムで、3.1得点、3.1リバウンド、0.2アシストを記録しました。さらに2年目のシーズン(2017-18)ベンチスタートではありましたが、ルーカス・ノゲイラよりも序列が上がりヨナス・バランチュナスの控えとして82試合全てに出場しました。スタッツも18.6分のプレータイムで、6.9得点、4.8リバウンド、0.7アシスト、1.2ブロックを記録し、6thマン候補にも名前が挙がるほどでした。
3年目(2018-19)は、カワイ・レナードとデマー・デローザンのビッグトレードにアセットとして巻き込まれ、スパーズに移籍。2022-23シーズンの途中までの4シーズン半を過ごしました。2018-19シーズンから2021-22シーズンまでの4シーズンで、280試合に出場し160試合でスタメンを務めました。プレータイムも16.5分→17.7分→26.7分→29.0分と増えていき、結果的に4シーズンで平均22.4分プレータイムで、8.2得点、7.0リバウンド、1.9アシスト、1.4ブロックを記録しました。
2022-23シーズンは、スパーズで46試合(すべてでスタメン出場)、古巣のラプターズに戻り、26試合(25試合でスタメン出場)の計72試合に出場しました。26.5分のプレータイムで、12.5得点、9.1リバウンド、2.7アシスト、0.9スティール、1.2ブロックを記録しました。その後も今現在に至るまでラプターズに在籍しており、今シーズンは、出場した57試合中56試合でスタメンを務めており、29.6分のプレータイムで、キャリアハイの14.5得点。そして、9.6リバウンド、2.8アシストを記録しチームの重要なロールプレイヤーとして活躍しています。
時代にあらがう正統派センター ヤコブ・パートル
そんな今の時代では珍しいスリーを打たない彼ですが、彼の長所は安定感ですかね。というのもキャリアを通して、ルーキーシーズン以外すべてのシーズンで6割を超えており、キャリア平均も6割3分1厘とこれは歴代で見ても、ディアンドレ・ジョーダン、ルディ・ゴベア、ジャレット・アレンに次ぐ、4位ととてつもない安定感を見せています。フィニッシュも多彩で、器用さも持ち合わせています。また、ポジションレスが進む今の時代で、焦って3ポイントを打ち始めることなく、自分のやれることを淡々とこなし活躍をする彼は、安定感の塊といえるのではないでしょうか。
ヤコブ・パートルのベストゲーム
ヤコブ・パートルのキャリアベストゲームは、今シーズン(2024-25)の11月16日のセルティックス戦です。彼はこの試合スタメンで37分出場し、35得点、12リバウンド、1スティールを記録しました。残念ながら試合はオーバータイムの激闘の末、負けてしまいましたが、個人としては19本中16本のシュートを決めるなど、彼らしい安定感も持ち合わせた試合でした。
終わりに
いかがだったでしょうか。この記事を作るためにいくつか彼のハイライトを見ましたが、かなりの試合で、スター選手並みの活躍をしていらっしゃいますね。ロールプレイヤーっていう表現は適切ではなかったかな…まあ、いっか。今回はこの辺で。それでは💤
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